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潔い(いさぎよい)リサイクルという言葉。


SDGsやESG投資に代表される世界的な地球温暖化防止、脱プラ運動や、2021年4月にプラスチック資源循環法が始まったこともあって、国内の廃プラ争奪戦が始まっています。


今までバランスの取れたプラスチック廃棄物とリサイクルの業界まで、他業界のいろいろな思想を持つ企業が参入しています。その中には、経済合理性が合わない補助金目当てとも言えるビジネスモデルなどもあると感じています。


そのいい例が、コマーシャルベールのリサイクルモデル。某グローバル企業の飲料メーカーがPETボトルを高価で買い始めたことで、業界は一変、取り合いになってしまいました。


もともと、リサイクル原料は正規品(業界ではプライムバージン(バージン)と呼ぶ)より安いことでコストメリットになり、リサイクルに関わる企業はビジネスそのもので利益を得る仕組みになっていました。


ただ、今回のPETボトルはバージンの倍近くの価格で飲料メーカーが買ってしまうというコマーシャルベースのリサイクル(リサイクル自体が宣伝のため、リサイクル事業は赤字でも本業で黒字であればいいというモデル)なために、今までリサイクルを本業にしていた企業は消滅してしまいます。(独禁法や下請法に抵触するのではという話も業界ではされています)


これは、果たして「持続可能なモデル」と言えるのでしょうか?


本来、持続可能なリサイクルモデルは、経済合理性がベースにあって、公平性を保った上で市場原理で動くもののはずです。


何でもマテリアルリサイクル、何でも脱プラ、何でも国内リサイクルのような、一方向の考え方では「持続可能」だと言えません。


弊社はもともとあるべき姿の「潔い」区分けでリサイクルを進めるという考え方で、発泡スチロールリサイクル(J-EPS recycling)も資源プラも考えてきました。


私が、以前、環境省のプラスチックのバーゼル法の委員会で、委員たちにその考え方を伝える時に、何か良い言葉がないかと思い付いたのが、この「潔いリサイクル」という言葉でした。


うわべだけのリサイクルモデルではなく、本質的な持続可能なリサイクルを提案し続けたいと思います。


(犬飼)







 
 
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