廃PETボトルの争奪戦が加熱しています。
- パナ ケミカル

- 2022年5月12日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年5月24日

先日、環境省よりバーゼル法該非判断についてのと言わせがあった際に、PETボトル問題に関しても説明を求められたので、その際に作成したシートです。
ご存知の方も多いと思いますが、現在、廃PETボトル争奪戦が加熱しており、既存のPETボトルリサイクル業者の廃業の危機となっています。
問題の発端は、コカコーラと遠東石塚が再生PETのペレットを、PET樹脂バージン価格の倍の価格で買っていることです。
飲料メーカーは仮にリサイクル事業が赤字でも宣伝費として計上できるので全く問題ないと思うのですが、長年リサイクルをしてきた工場はリサイクル事業が赤字だと断ちいかなくなってしまうからです。(リサイクル業界では再生ペレットの価格はバージン価格より安いのが普通)
また、飲料メーカーも一気に仕掛けたために、年間60万トンしかない業界に、100万トン以上の工場が乱立するという状態になっています。
これは長期的に見ると長年の日本独自のリサイクルが消滅することを意味しており、業界としては、やりきれないところです。
しかしながら、どう考えてもコカコーラ始め飲料メーカーのコマーシャルベースのリサイクルシステムは無敵であるので、今後国内では圧縮品かAフレークのみの流通となってしまい、飲料メーカー関係のリサイクルのみ残るという歪な状態になってしまいそうです。
あまりに入手困難となっているため、海外から廃PETボトルを輸入する業者まで出てきています。
以前からセミナーでお話しした通り、廃PETボトルは国内流通させるために、ラベルは霧などをし綺麗な圧縮品を製造するか、ラベルやキャップを取り除き、アルカリ洗浄などを施したAフレークを作るという選択肢しかありません。
(犬飼)
