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実業と普及の両輪で進める、発泡スチロールリサイクルの未来



発泡スチロールのリサイクル分野において、長年にわたり実績を築いてきた株式会社パナ・ケミカル。そして、その独自のリサイクルモデルを国内外に広めるために活動している一般社団法人J-EPS Recycling協会。


この二つの組織は、それぞれ異なる役割を担いながらも、共通の理念のもとに密接に連携し、社会課題に取り組んでいます。


パナ・ケミカルが築いてきた“実業”のかたち

パナ・ケミカルは今から50年前、日本の築地市場において発泡スチロールのリサイクル事業をスタートさせました。

当時から一貫して、専用のリサイクル処理機を自社で開発・販売し、使用済み発泡スチロールを熱で約1/50に減容、インゴット(再資源化原料)化する技術を提供しています。

そして、そのインゴットを買い取って国内外の市場へ流通させる、循環型のビジネスモデルを確立してきました。


現在では、水産市場やスーパーマーケット、百貨店、中間処理業者など、全国約2,000社以上の現場でこの仕組みが活用されており、月間のインゴット製造量は3,000トンを超えます。

その結果、発泡スチロールのインゴットリサイクルにおいて、国内市場シェアは80%にも達し、この分野を牽引する存在となっています。


J-EPS Recycling協会という“もう一つの車輪”

2017年、国連で発泡スチロールの使用禁止が議論されたことを契機に、日本における高いリサイクル率(約90%)を世界に正しく伝える必要性が高まりました。

そこで、パナ・ケミカルは日本独自のインゴット型リサイクル方式を「J-EPS Recycling」としてブランド化。

そして2020年には、その価値を広く社会に伝えるための非営利組織「一般社団法人J-EPS Recycling協会」を設立しました。


この協会では、セミナーの開催、情報発信、海外展示会への出展などを通じ、発泡スチロールリサイクルの重要性を国内外に伝える啓発活動を行っています。


実業と公益、それぞれの強みを活かして

パナ・ケミカルは、リサイクル機器の開発・提供、インゴットの回収・販売を通じ、現場に寄り添う“実業”としてリサイクルの仕組みを支えています。

一方、J-EPS Recycling協会は、社会全体への普及・啓発という“公益活動”の立場から、リサイクル文化の定着を目指しています。


役割こそ異なりますが、両者は「発泡スチロールはごみではなく資源である」という共通の理念を胸に、互いを補完し合いながら、循環型社会の実現に向けて歩みを進めています。


犬飼

 
 
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